三河日産自動車 カーメイク岡崎(2007年入社)
私は日産の車が好きだったので日産の整備専門学校に進学し、板金塗装について学びました。地元で働きたいという気持ちがあったので、三河日産に応募しました。
入社当初は板金塗装を募集していなかったので、最初は別店舗の整備担当として勤務しておりました。
その後、板金塗装への異動願を出し、塗装士としてこちらで勤務する事となりました。現在は、お客様と板金塗装士の間に入ってやりとりするフロント業務を担当させていただいています。
塗装の仕事は好きなので、人手が足りない時は私も作業に入ります。
作業に集中しすぎると保険会社さんとのやり取りや、見積もりなどフロント業務が回らなくなってしまうので、バランス良く仕事するように気をつけています。
全体的に人数が少ないという事もあるのかもしれないのですが、他店舗のサービス担当とこちらの店舗のサービス担当は特に仲が良いイメージです。
カーメイク岡崎は正社員とパートさんも合わせて15人くらい勤務しており、みんな仲が良いです。
お昼休みにはスタッフみんなで一緒にご飯を食べたり、板金担当も塗装担当も隣同士で作業しているので色々コミュニケーションを取りながら楽しく仕事しています。
コロナ禍で仕事上がりにみんなでご飯を食べに行くという事はなくなりましたが、以前は会社で忘年会なども開いておりました。
またできる時期がきたらやりたいですね。
カーメイク岡崎では三河日産で引き受けた板金塗装を全て請け負っており、板金部門と塗装部門に分かれて仕事をしています。
板金担当が事故車の形を整える。塗装担当が塗って組み付ける。
他の会社だと、調色・研磨・組み付けといったように部門ごとに担当が分かれている所もあります。
そうなると調色した人の色が悪くなってしまったり、磨いた人が失敗してしまった等で自分のミスでなくても最初からやり直さないといけなくなります。
また、分業なので習得できる技術の範囲が限定されてしまいます。
当工場では最初から最後まで一連の作業を担当スタッフ一人で行うので、塗装担当・鈑金担当としてより責任を持って1から10の作業に専念し技術習得できます。
家を建てる工程でも、土台がしっかりしていないと上に良いものが建ちません。
板金塗装も同じように下地の部分がしっかりしていないとうまくいきません。
1番最初の基礎の部分がしっかりしていると後々の作業も進みやすいので、常に事前準備をしっかり行うよう心がけています。
板金でいうと車の寸法を正確に出し、鉄板の形をきっちり作る事。
塗装でいうと直りきらなかった凹んだ鉄板の箇所にサフェーサーを塗って形を整えてからその上を塗装する事。
そういう事をしっかりしておかないと、やり直しが必要になった場合、余計に時間がかかってしまいます。
専門学校の先生に教えていただいた「後始末より前始末」が私のベースになっています。
今は色の種類が豊富になってきているので、その色を出す事が難しいと感じる事があります。
色を出すのに「もう少し赤が必要だな」など、技術的な事はほぼ自分の感覚で作業しています。
塗装の色データがあるのですが、データが更新されていない場合があるので、実際に仕上がった色を見てみるとデータの色と違うという事があるので注意が必要です。
仕事をしていて分からない事がある時は先輩が教えてくださいますし、どうしても上手くいかない時などは周りの方が助けてくれます。
塗装が完成して、綺麗に仕上がった車を見ると「良くできたな」と思えますし、そういう時にやりがいを感じます。
1日に終わらせなければいけない台数などは決められているのですが、作業の進み具合や仕事に合わせていけば有給も取れるようになっています。
販売店だと、土日祝日にお客様が集中するので週末や祝日に休みをとりにくいと思うのですが、当工場は日曜日、祝日が定休日なので気兼ねないです。
有給や前月25日までに希望を出せば希望休も取れるので、週末に連休が取れますし、予定も立てやすいです。
しっかりとした商品になるよう塗装ができるようになるまでに3年くらいかかるので、「なんとなく、やってみようかな」という気持ちだとこの仕事は続かないかもしれません。
ですが、最初から最後まで一連の作業に携わり、技術を習得することができますので本気で塗装技術を身に付けたいと思っている方にはとても良い環境だと私は思います。
分からないことは先輩たちがサポートするので安心してください。
本気で塗装士・鈑金士になりたいと思っている方、ぜひ一緒に働きましょう!